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2012/2/22 「大学院受験白書 [理系編]」 東京都書編集部 編 東京都書

大学院受験白書 理系編―23人の合格体験記

大学院受験白書 理系編―23人の合格体験記

大学院受験は情報をいかに入手するかにかかっている。という情報をまず手に入れたことから、大学院関係の本を探し、この本を購入した。

嬉しかったのは大学院関係のブログや、建築の構造系の人のブログでこの本は必ず取り上げられていたこと。院試を控えている人にとって、この本は割りと知られていたのだなということを自分で発見できたということ。

そして色々知らなかったことが分かってきて、今の時期の自分のやらなければいけないことが少し見えてきたことが収穫だと思う。

この本を読む上で特に注意して意識したことは、

・外部受験
東京大学大学院受験(TOEFL等の英語対策)
・建築系
東京理科大学

と、これらのキーワードに注目して拾い読みをしていった。
中には内部受験だったり、医療系だったりと明らかに自分とは立場の異なる人の体験談が入っており、そこらへんは自分の中で抑揚をつけて読んでいった。その中でも上に挙げたキーワードを含む項目は特に重点的に意識をした。

外部受験に関しては、どのタイミングで研究室訪問をするのか。どういった他大の院の情報収集をするのかという点について深く注目した。
やはり多かったのは、現時点での大学の研究室でその教授のすすめや、研究分野の論文を読んだりすることから研究室を絞っていることだと思う。
その一方で、自分でインターネットなどを用いて興味のある分野の研究室を探したり、自分からアポを取ったり能動的に動くことが重要であるということも認識させられた。
現時点では自分の配属される研究室も決まっていないし、まだ来年度の募集要項も出ていない状態なので、とりあえずインターネットなどを用いていろいろ研究室を探してみたい。アポをとったりするのはもうちょっと先になるかもしれない。

東大院受験に関しては、内部受験の体験談しか載っていなかったが、英語学習は早めに取り組む出来であることは強く強調されていた。
特にTOEFL対策は特殊であるし、僕自身英語はずっと苦手だったから少し前から取り組んでいるし、今後も重点的に続けていきたい。

建築系に関しては工学院大学大学院、早稲田大学大学院で2人とも内部受験であった。その内の工学院の方は意匠系、早稲田の方は構造系であったのでどちらかといえば早稲田の方が自分に近いのかと思っている。
ただあまり重要視はしていない。建築に関してはやりたいことを重点的に考え、その対策をしたいと思っているので、あくまでそういった体験をしたのだなという参考程度に受け止めている。
参考書なども他に良いサイトがあったり、自分で良いものも知っているのでまぁいいかなと。

理科大については本当に参考程度に読んだ。自分の学校であるし、それでも知らないことであったので「こういった試験があるのか」とか、「こんな意識をしていればいいのか」といったことは参考になった。
分野も違うので、あくまで参考。


そして全員の体験談に共通していたのは、「規則正しい生活」であった。早寝早起き。

これが勉強を続けるコツであるし、体調を万全にしておくことの重要性が特に強調されていた。

そしてほとんどの人が4月頃から動き始めている。読者を安心させるためなのか分からないが、今の自分ほど2月から焦っている様子は伺えない。

ただ半分くらいは割りと早くから大学院進学を意識していた。ここに関しては自分も同じであったので少し安心した。

まだまだ焦る必要は無いが、今からやるべきことはたくさんあるし、他人よりも少しでも優位に大学院進学を決めるためにこの本を読んで、意識の合っていたことはそれを受け止め続けて行き、間違っていたこと(無駄に焦る感じ)は改めようと思う。

そのためにもこの本は読んでよかったと思う。