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2015/2/8 「「読む、書く、話す」脳活用術―日本語・英語学習法」 茂木 健一郎 (著) PHP研究所

「読む、書く、話す」脳活用術―日本語・英語学習法

「読む、書く、話す」脳活用術―日本語・英語学習法

大学時代に古本屋で買った本を、再度本棚から取り出して読んでみました。
前回の岩瀬さんの本から影響されたのか、なんだか最近自己啓発系の本にかなり魅力を感じています。

昔に読んだ本の中で印象に残っている「天才」の定義が、「マクロな視点と、ミクロな視点を両方持っていて、それを行き来できる人」ということがあったけど、この本でも、「コンセプト脳」と「ディテール脳」の両方を持っている人という、同じようなことが書かれていました。確か、前回の岩瀬さんの本にも似たような表現が会ったような気がします。
学部時代の恩師も似たようなことを言っていたので、この定義は割と説得力があるように思います。細かいとこだけ見ててもダメだし、逆に細かいところまで気を向けていないと、評価されないし。


こういった自己啓発系の本で共通していることは、インプットも大事だけど、それと同様にアウトプットもしなければ意味がないということ。本書では、それを熱量を持って、圧倒的な量とスピードで、読んでそして書いてということを繰り返すことが重要だと述べられていました。間違ってても採点はされないし、自分のマイナスにもならないことなので、恐れずやるべき。と語られていました。
(前回の岩瀬さんの本では、アウトプットとして最低3行でも本を読んだら感想文を書くべきと言ってた。)

言語としての英語の学習法もそれと同じで、英語のシャワーとか、恐れないスタンスを保つ、英語の原書を辞書を用いずに読んでみろ、など圧倒的な量と熱量、スピードという普段からの延長線上で考えるべきなのが言語学習なのかなということに気づかされました。それと面白くなければ、脳は受け付けないし、脳が喜ぶような学びの教材(例えば音楽、映画、小説)というのを見つけて、学びを楽しみたい。

「お勉強」ということでは、習得も難しいので、「脳が喜ぶこと」というのを見つけて学ぶ楽しさを身につける、というのはなんだか大きなヒントになりました。



本書の感想ということからは少し外れて、私にとっては文章を書くということだけでもかなりの重労働だけど、この読書記録を文法はおかしくとも、たとえ読みづらいとしても、構成がおかしいとしても、別に採点されているわけではないし、いつかこの本に書かれている通りに文章が上達すると信じて書き続けていこうと思います。

あと、いろんな読書体験が繋がっていくのも面白い。前回の岩瀬さんと同じことを言ってるだとか、本書に出てくるこの書籍は面白そうで今度読んでみようだとか、読書は一人で家にいてでも出来る貴重な体験の一つなのだなということにも、気づかされて大事にしていきたい自分の時間なのだと改めて思いました。

最近小説を全く読めていないので、修論も終わったことだし、そろそろ何かまた読みたいな。