2015/9/27 Dolores Claiborne (邦題:黙秘)
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2013/06/26
- メディア: DVD
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スティーブン・キング原作の『ドロレス・クレイボーン』を映像化した作品です。
現在と過去の記憶を行き来し、物語の真相を探ります。
母親のドロレスも娘のセリーナも頑固でともに癖が有ります。
なかなか全容を把握するのに苦労しますが、最後の全体像を見たとき、なぜ母は気難しい雇い主のメイドを長い間続けていたのか、なぜ娘セリーナが精神安定剤を大量に飲む羽目になっているのか、せつない真実が分かります。
内容としては、最後の審理のシーンがよくわからなかった。娘が弁護できるシステムになっているのか、最後に警部のマッケイ警部はあれで納得しているのか、娘は結局、母に対する愛情は戻ったのか。
ハッピーエンドではありますが、気が強い母の性格は最後まで貫いてほしかったかなと。最後は年老いた哀れな母親の姿となっていましたが、母娘そろって気が強すぎるキャラクターなのかと思っていたので、少し拍子抜けしたような気がします。
特にぞくぞくするわけでもなく、ホラー要素が有るわけでもないのですが、真実が淡々と明かされて、せつない現実があらわになっていくというお話でした。