2015/9/27 The Butterfly Effect - 読書録、映画記録、趣味など

時々記憶喪失になる少年エヴァンが主人公です。その記憶喪失の治療のために日記を書き続けるのですが、大人になり、徐々にその記憶喪失の症状が薄れていきます。

ささいなことがきっかけで過去の日記を読み返すと、その記憶が失われた過去へタイムスリップしてしまいます。その過去を変えていく、という物語。

過去を塗り替えて、現在の状況を変えるというのは今でこそそれほど珍しいシナリオではないと思うのですが、自分を守るのか、愛する人を守るのか、正解は何なのかに悩む主人公の姿にはかなり感情移入してしまいました。

最終的な彼の判断は正解だと思います。

現実にはあり得ない物語でしたが、割と面白かった。主人公がかなりのイケメンで女性ウケはいいと思います笑
あまり話には関係ないですが。

ＤＶＤにはオリジナルヴァージョンとは別の2つのエンディングがあります。
それは観客がどのエンディングにするか選択すればよいのだと思います。映画の内容と同じように観客が自分で正解を見つければよいのだと思います。

私はオリジナルが好きかなと。一番普通かな。

この作品のように、過去を変え、現状を変えるという話には夢が有りますね。今をやり直す、というような話の映画やドラマ、本を読むと、人生は一度限りの現実というのが逆に意識され、もっと頑張らないとなという気にさせてくれます。やり直しはきかないと。後悔はしないようにと、逆に意識します。

でもやっぱり、やりなおせるというのは夢ですよね。

映画の中で映画『Seven』を見ていたり、同じ役者が全く異なる性格の役を演じこなしていたりと、細かいところも楽しめました。

“どんでん返しがすごい”映画として紹介されていたりもするけれど、特にそんなにすごいどんでん返しはなかったように思います。人の感じ方の違いかもしれませんが。